もはや原型がない?一緒に暮らす中で愛猫の呼び方が変化していく「猫好きあるある」

もはや原型がない?一緒に暮らす中で愛猫の呼び方が変化していく「猫好きあるある」

名前は、猫にとっても一生に一度の贈り物であるからこそ、飼い主は頭を抱え、真剣に命名するものです。しかし、想いがこもった名前は一緒に暮らす中で、徐々に変化していき、よく分からない呼び名になってしまうことも。我が家でも愛猫の呼び名がコロコロ変わり、原型を失っています。

10年分の「呼び名」を持つサビ猫のジジ

我が家で一番付き合いが長いのが、サビ猫のジジ(マンチカン/10歳/女の子)。一緒に刻んできた時が長い分、ジジにはたくさんの呼び名があります。(迷惑)

10年分の「呼び名」を持つサビ猫のジジ

もともと、「ジジ」という名前は、元夫が命名。生後3ヶ月なのに、どことなく「おじいちゃんっぽい…」と思わせるような味わい深い見た目をしていたため、愛を込めて「ジジ」と名付けました。

おじいちゃんのような愛くるしい子猫は成長するにつれ、なぜか、たぬきのような見た目に変身。どこか猫っぽくない姿がとても愛くるしかったので、私は「たぬたぬ」と呼ぶようになりました。

私は「たぬたぬ」と呼ぶようになりました。

 

しかし、「たぬたぬ」呼びは本ニャン的には心外だったようで、お返事をしてくれず。自業自得なのに悲しくなった私はオリジナルのテーマソングを作り、「たぬたぬ」という名前も覚えてもらおうと迷走し始めます。

 

「たぬたぬ」呼びは本ニャン的には心外だったようで、お返事をしてくれず。

♪ジジぽん、ジジぽん、たーぬたぬ!たぬたぬでもあるんだよ~!おヒゲがクルクル、たーぬたぬ!とってもかわいいたーぬたぬ!

 こんな歌を20代後半の女がニヤニヤしながら目の前で歌う光景は、さぞ怖かったことでしょう。しかし、私のほうは、「おや?ジジぽん」という呼び名もいいかも!と、自作のテーマソングから勝手なひらめきをゲット。こうして、「ジジぽん」という呼び名も爆誕したのです。

 

やわらかい響きが気に入っていたので、「ジジぽん期」はしばらく続きましたが、その後、またもや呼び名が変わる出来事が起きます。

 

「サビサビ期」を経て女の子らしい呼び名に着地

きっかけは、パートナーから「ジジ毛色って綺麗だね。なんていうの?」と聞かれたことでした。

「サビサビ期」を経て女の子らしい呼び名に着地

自称、サビ猫の魅力推進委員会の会長である私は「サビだよ!あのね、サビっていう柄はね…」と聞かれてもいないのに、サビの魅力をたっぷりと語りました。

心優しいパートナーは、ああ、またいつもの猫好きが炸裂したのだ、と解釈したようで、広い心でサビ愛を受け止めてくれ、「サビいいね!よし、君はサビサビだ!」と、斬新な呼び方を披露し、ジジを撫でました。

なんや、その呼び名…。めっちゃええやん…!!!思わぬ呼び名を発見し、私の目はキラキラ。よし!私も、そう呼ぼう!また、オリジナルソングを作って、ジジにも覚えてもらおう!…こうして、我が家ではしばらく「サビサビ期」が続いたのです。

よし!私も、そう呼ぼう!また、オリジナルソングを作って、ジジにも覚えてもらおう!…こうして、我が家ではしばらく「サビサビ期」が続いたのです。

さて、そんなジジは現在なんと呼ばれているでしょうか。(突然のクイズ)…正解は、「リリィ」です。これは、たまたま朝に抱っこをしながら甘い声で話しかけた時、「ジジ」という名前が、自分の耳に「リリィ」と聞こえたことから。

 

きっと本ニャンは「もうなんでもええから、ご飯くれ」としか思ってないでしょうが、女の子らしいこの呼び名は結構気に入っているため、もうしばらく「リリィ期」は続きそうです。

 

イケメンな名前が変化!必ずお返事をしてくれるコタロウ

お喋り好きなコタロウ(9歳/男の子)は、どんな名前で呼んでも必ずお返事をしてくれる犬系男子。それをいいことに、「私のこと好きだよね?」「ニャン!」「あ!好きの次元も超えちゃってますよね!?」「ウワーン」というやりとりを、日々楽しんでいます。

イケメンな名前が変化!必ずお返事をしてくれるコタロウ

コタロウの名前も、元夫が考案。小さな頃から、わんぱくで力強く成長してくれていたため、「強そうな名前を」との理由から、カタカナのコタロウになりました。

 

コタロウは私(とかわいい女性)にだけ心を許す、バブちゃん。強そうな名前とは対照的に、一緒に暮らしていると甘えん坊な姿を目にすることが多くなっていきました。

コタロウは私(とかわいい女性)にだけ心を許す、バブちゃん。強そうな名前とは対照的に、一緒に暮らしていると甘えん坊な姿を目にすることが多くなっていきました。

そんな姿を見るたび、(時には誰かに嫉妬をしながら)私は「コタ~!大好きだよ」「コ~タ!ちゅーしよか」と、私はデレデレ。「コタ」という短い呼び名が自分の中で定着し始めた頃、なぜかふと名前をひっくり返し「タ~コちゃん」と呼びたい衝動に駆られました。

そんな姿を見るたび、(時には誰かに嫉妬をしながら)私は「コタ~!大好きだよ」「コ~タ!ちゅーしよか」と、私はデレデレ。

素直でいい子なコタロウは「どんな名前にもお返事しますぜ」と、”タコちゃん呼び”しても、かわいいニャーを響かせてくれたため、以来、この呼び名が定着しました。

 

粗相した日は呼び名が「おもらし太朗様」に

そんなコタロウは私やパートナーが外泊すると寂しくなってしまうようで、帰宅後にソファーや爪とぎなどに、必ずおもらし。そうした日は1日だけ、呼び名が「おもらし太朗様」に変わります。

粗相した日は呼び名が「おもらし太朗様」に

「おもらし太朗様になられたぞ!」「おもらし太朗様、ご飯を献上しますので許してください」など、敬っているのかよく分からない呼び名を連呼し、パートナーと一緒にコタロウを崇めるこの恒例行事、本ニャンはどう思っているのか聞いてみたいところです。

 

なぜか「様」づけで呼びたくなる我が家の茶トラ猫

3匹の中で一番末っ子のレオン(8歳/男の子)は、不思議な魅力を持つ猫。この子を前にすると、なぜか、私は「様」づけで呼ばないといけない病になってしまうのです。

なぜか「様」づけで呼びたくなる我が家の茶トラ猫

ビー玉のように澄んだ瞳や、ライオンを彷彿とさせる凛々しい被毛を持っているからでしょうか。迎えた頃は「レオ」と気安く呼んでいましたが、一緒に過ごす時間が長くなるにつれ、「敬いたい欲」が刺激され、「レオ様」と呼ぶようになりました。

 

私も一端の下僕。過去には、勇気を出して「レオちゃん」と呼んでみたこともあります。しかし、そうした日はなぜか呼んでも反応が鈍く、後ろからいきなりジャンプをするなどの奇襲が…。

私も一端の下僕。過去には、勇気を出して「レオちゃん」と呼んでみたこともあります。

俺はレオ様。覚えておけ。まるで、そういっているかの実力行使的な訴えに逆らうことなどできるわけもなく…。そういうわけで(?)、レオ様の呼び名は簡単には変えられません。

 

ただ、たまに好奇心がうずき、保護猫カフェ時代に呼ばれていた「チャトチャト」という名前で呼んでもみることも。すると、レオ様は「なぜ、お前がその名を知っているのだ…」と味わい深いお顔に。

ただ、たまに好奇心がうずき、保護猫カフェ時代に呼ばれていた「チャトチャト」という名前で呼んでもみることも。

そうした時は「過去があっての、君だよ」と声をかけ、猫心に寄り添うようにしています。

 

愛猫のキャラクターによっても、呼び名には個性が生まれるもの。オンリーワンの呼び名に込めた飼い主の重くてしつこい愛情が、どうかおキャット様に届きますように。


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